- 2007-06-19 (火) 2:21
- 花
涸れ沢の下流の森、あるいは白秋の森の下の方と言えばわかると思いますが、ラプターTHのすぐ左側にはウスバサイシンの群落があります。
今日通りかかって、ヒメギフチョウが繁殖してくれているかどうかが気になり、葉を一枚一枚裏返して、幼虫が食べた後があるかどうか見てみました。残念ながら、明らかに幼虫に食べられた程の痕跡はなく、5月の後半に飛び交うヒメギフチョウがここで繁殖しているかは怪しくなってきました。
ご存知のように、可憐な春の妖精と言われるギフチョウやヒメギフチョウはそれぞれ状況は違えどもレッドデータブックに記載されている今は希少となったチョウたち。それぞれカンアオイ(寒葵:冬でも青々としている様?)とウスバサイシン(薄葉細辛:カンアオイの親戚だけどこちらは冬には姿を消します。それより葉が薄く、細く辛い根が漢方薬として利用されてたことによる名前です。)を主な食草としていますので、これらの里山の草たちの居場所が減るにつれ、行き場を失って来たものたちです。
彼らは成虫になるとカタクリやスミレ(種類は忘れましが。)などの蜜を当てにしていますので、わずかなスミレしかないもりくらにはでは、本格的な産卵はしないのかもしれません。
ギフチョウのことなら
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