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蜂は最も危険度の高い危機

セミの鳴き声が夏を感じさせる季節になってきました。山の生き物も活動が活発になりつつありますが、僕が頭を悩ませる「ハチ」もまた然り。今回、そのハチについて調べてみました。
もりくらに多く生息するのは「クマバチ(黒くずんぐりした胴体で腹部に黄色の毛)」「スズメバチ(黄色に黒のしま模様)」です。クマバチは性質もおとなしく、単独生活をするので巣を守るために刺したりすることもなく、追い掛け回したり、よっぽどの刺激を与えなければ基本的に向かってくることはありません。万が一刺された場合も毒が弱いので大事に至るケースはほとんどありません。それに対し、スズメバチの場合防衛本能がとても強く、こちらに攻撃の意思がなくても、刺激してしまうと、突然刺されるという事故が多発しています。毒も強く、おまけに一度に何回も刺すので非常に危険です。(オオスズメバチは更に毒が強く、毒量も多い)
やはり習性に合った対処が大切。まず、巣を刺激しない、目の前で俊敏な動きをしない、黒い色に攻撃的になる(天敵のクマが黒いためか)、樹液や甘いものに集まる。ここまではみなさんよくご存知かと思いますが、汗や匂いのきつい香水などにも興奮してしまうそうですのでご注意を。更に今回わかったことですが、今まで寄ってこないと思っていたタバコの煙も逆効果だということが判明しました。(喫煙者のみなさんがっくりですね…)
次に刺された場合ですが、ハチの毒はヘビの毒に比べ体にまわるのが早く、それだけ迅速な処置が必要になります。ポイズンリムーバーがない場合、よく口で吸い出すことがありますが、患部に直接口を当てて吸い出すと、口内の傷(虫歯を含む)から頭部に毒がまわってしまう恐れがあります。その時はビニールなどを挟んでから処置をすればOKです。ハチの巣は夏の終わりから秋口にかけて最大になります。もりくらでは9月中といったところでしょうか。その時期に向かって次第にハチの数も増え続けますので十分に注意してください。ポイズンリムーバーは注射器の先が吸盤になったような形をしている毒を吸いだす器具です。スポーツ店で1000円ちょっとで売っていますので是非携帯をお勧めします!(患部により吸い出せない場所もありますし、決して絶対安心の道具ではありません。過信なきようお願いします。) 奥村


 

Comments:2

shikahiko 06-06-26 (月) 19:52

へ~、ポインズリムーバーというものを知りませんでした。早速購入します(^^)

とも 06-06-28 (水) 23:30

今日は、おっくんと2人でTHの上で大工仕事。ちょっと暑い位ですが、なかなかいいもんです。
 しかし、蜂に付きまとわれて仕事にならない時間がありました。コワイね~。リムーバーだけじゃなくハチジェットも携行しようということになりました。

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