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2010-03

卒業の季節に・・・・・

最近は、卒業式に出、受験に受かった子達と話し、人生の節目を考えてしまう時が続いた。
すばらしい・・・・そういう時に直面することは、僕らに力を呼び覚ましてくれる。
卒業の話をダイスケとしていたら、こんな話になってしまった。
人生を考えるときに初めて出る会話のような気がして、若い君達にも聞いて欲しい。

その話・・・・・

ダイスケ) ともさんは、よくやっているように見えるけど、ホンとに大丈夫なのかなあっていう不安はあるけどね。
私) もちろん 大丈夫だよ。

ダイスケ) うん そうだと思うけど、おれがいったのは さっきのお金のはなしだったんだけど・・・・ すいません・・・・

私) ああ、そういうこと・・・・
 お金は あるほうがいいと思ってるよ、もちろん。あればさあ、それのおかげで自由が手に入るさ。明日はエーゲ海とか 出来ちゃうからねぇ。
 同時に、お金がないからこそ、創造する自由って わかる?
 
ダイスケ)全然わかりませんけど、 ささやかな幸せとか ちょっとやせ我慢いれるやつ ?

私) いいとこ突いてきてるねぇ・・・ 
 そのやせ我慢ぽいことも、いいと思うんだよ。
 ただし条件つき信念の部類で・・・
 僕の場合には、棺桶にはいる最後の瞬間まで確信をもっていられれば やせ我慢じゃなくなるとおもっているの。   最後まで自分自身で納得すればいいと思ってる。今は仮定の理想の話だけど。
 なので、お金はいらないとは思っていない。有ったほうがいい面もあるだろうし、ない今は、ないことで学べる道を探す時だと思ってる。

ダイスケ) 僕は・・・・ トモさんのいうことは、責任ある大人のいうこと? そういう出来るかどうかもわからないことを偉そうにいうことって、むしろ無責任・・・・・フリーターと同じじゃん?

私) 鋭い! そのとおり。僕とフリーターとかニートとかの違いは、他人からは評価してもらうのは無理なのよ。自分だけが信じるとかの世界なので、僕としては、僕の大切に思っている人=信頼している人達が、認めてくれているかを、いつも気にしたい。彼らの評価が僕の最も大切なこと。

ダイスケ) 解ることは解るけど、なんか現実離れしている。少なくとも、僕は今は理解していないよ。

私) それでいいのよ。人生を送る前から 見えてますなんてことは、僕も、あんたもあるはずないじゃん。だから、僕は棺桶に入る直前に自分を評価するといっているし、あんたは、私のことを、棺おけに入った私を見ながら、評価してくれればいいだけのことじゃん。

ダイスケ) カッコいいけど、そんなのは、カッコつけているだけとしか思えない。ムリだろ、普通。

私) 死んだ俺の父親は、それをやった人だった。肝炎から肝臓癌まで死ぬまで15年くらい掛かった人だったので、じっくり話しも出来たし、彼も死を見据えて生きてた。だけど、最後の最後まで、何一つ愚痴を言わずに自分のテーマを押し通した。
 そういう人がいたことには確信をもってる。し、彼の死ぬまでと、同じような人に何人かあってる。凄い人がいる。僕がそうなれるかどうかは 解らないけど。それを目標にして、なんの不足があるかと思う。彼らの域に達することには、僕10億稼ぎましたというのと なんら変わらぬ価値がある。

 そういう、価値とか、意味とかの決着を着ける作業が、生きて・・・死ぬまでにおこなう人生で最も大切なことの一つだと思う。 

 こんな言い方をすると、実は誰も反論してくれないし、黙らせてしまう。よくないと思いながら・・・・・

ダイスケ) まあ、それが、トモさんだから。勝てないと思える相手・・・・でも勝ちたいとも思う相手。

 

終わり・・・・

追 伸   この話をしたのは始めてだけど、似たような場面は何度かあった・・・
 「それが、ともさんだから」と言い切ったやつが・・・・おっくんとも、トメさんとも、タカギとも・・・・・
いやいや、もっと何人もいた。凄い若者たちだ。

みんな、卒業おめでとう! 頑張れ!!!!

 

 

残雪の山に、命の萌芽

  • 2010-03-16 (火)
  • 樹木
  • iroribata

森はまだ雪に覆われていますが、溶け出したところではフキノトウが出始めました。
 今日始めて蕗味噌を作って食べました。早春の森の香りをいただきました。最高です。
  フキノトウの記事へ・・・

さて、写真は実は先週 山から採ってきた枝たちです。写真がいまいちで見えにくいですが、黄色の花はマンサクです。サクラの花は早々に咲いて、もう散ってしまいました。コブシも可憐に咲いて散りました。花瓶の中で春が駆け足に移ろいで行きます。  
 樹木をよく見ることはとても難しく、彼らの営みに近づいていく機会は、なかなかに難しいものです。
この方法は、ちょっと乱暴ではありますが、少し枝をいただいて(というか普段森林整備や薪作り、炭焼きやで切り倒しているものの一部をもらって) 生けてみました。
 部屋の暖かさで、どんどん芽吹き、開花して行きます。冬芽にも花芽と葉芽があること、知らぬ間に花を咲かせている種類が実に多いことなどなど、実に多くのドラマを観察しました。感動の10日間でした。
 千賀先生に この10年の間 それこそ何十回も 樹をよく見ろ!!と言われてきましたが、僕なりにこの方法の素晴らしさを感じます。ちゃんと知って、また森を見る。もっともっと理解して、今後の山作りに生かしていきたいと思います。
 ぼくらの山でしか出来ない体験だと思うので是非やってみませんか???
春休みの三連休もありますし、一緒に歩きましょう。

 

新たなる謎のカモシカ現る!


20100314 名主下流40mの渋沢にて
ビッグママの縄張りの中心とも言える渋沢で、何度が会ってる老個体に遭遇。今までは角輪の詳細が撮れていなかったので、不明個体扱いだった。綺麗に角輪が撮れたが・・・しかし、わかりづらい年輪にお手上げ。専門家に依頼を出しましたが、みなさんどうですか?拡大して見てください。年輪の幅が狭いところがあるのが出産を経験したメスで、そうでない時 雄の可能性が高いということなんですが。角の縦縞がはっきりしていて、毛の模様がもりくららしいというのは、葛温泉で見た個体にそっくりだ。



 縦縞もはっきりした角(正面からだとよくわかるのだけれど)だが、少なくとも角研ぎを殆どしていないということか??? ストレスが多い程角を研ぐと言われるが、角研ぎには縄張りの主張など本来の重要な役割もあるはずだし、こんなに研いでいないカモシカもいるのかどうか、それも謎。彼らの生態を知る上でとても重要なことに疑問が出てくるなんて、何年つきあってんだろうと思ってしまう。
  
ビッグママファミリー フォトエッセイへ・・・・

 

ヤマガラ  (鳥の写真の撮り方を僕に聞かれてもと思いましたが・・・・)

 ヤマガラを飼っていたことがある。昔からよく飼われていた鳥で、おみくじを運んでくる芸をしてくれたりもする、愛嬌のある鳥だ。冬の森では他のカラ類などを混群をなしていたりして、ヤマガラだけをしっかり観察する機会がない。 この瞬間も、群れが向こうからやって来て、回りを通り過ぎていった。じっとしている私の 直ぐ背後に留まってくれたので、手持ちのズームレンズでも 写真がとれた。

 どうして撮ればいいのと聞かれるので、コツを申し上げますと・・・・じつは・・・・

 初心者向け一眼デジカメの普通に売れているズームレンズキットを使っています。僕の場合はキャノン EOS Kiss X2 という入門機を去年型落ちした時に買いました。
 今のところ撮れたのは小鳥ばかりですが、撮り方は、声がしたら車を止めて、歩いている時は立ち止まり動かないで待ちます。(車の方が、より近づいてきます。)自分から近づこうとするとだめです。待つといっても小鳥達は直ぐに動いてどちらかには動きますので、3分もまてばよいのです。3、4回に一回は近づいてきます。こ
の時、周囲が暗ければ、最初から諦めます。15か10メートル位近づいたときだけ撮ります。この写真は2メートルでした。待ちさえすれば、どんどん近づい
て来るものです。(この方法では、こちらを察知して逃げる鳥も多いですが、気にしない鳥も多いです。)
 もう一つのポイントは、連写でいっぱい撮ります。目で見ていいなあと思ってからでは遅いこともありますが、ファインダーをのぞいて見ている状態より、パソコン上で拡大して見るほうがよっぽど良く見えますので、ここも大切。
 あ、もちろん視野の中でも小さいものを撮りますので、測光方式は中央重点に設定しておかなければ撮れません。

 この3点で撮ってみて、ぶれぶれで撮れてないと思ったときには、カメラのマニュアルで設定の仕方を読めばいいと思います。シャッタースピードが
30~60分の1より早くなるように設定します。(実際には、シャッター優先モードでとるか、プログラムモードなどで、ISO(受光感度)をISO800
以上に上げておくかです。

 

 

 

 

もりくらラージヒル!惜しくもメダルならず  シジュウカラ

もうオリンピックは終わってしまいましたが、、この写真を撮った日にラージヒルをやっていたので、書きかけて、そのままになっていました。

 
・・・・・・・・・・・選手はシジュウカラ・・・・・・・・
ジャンプ台がガタガタで、踏み切りが難しかったようです。
カラ類の中では大きく、背中の緑の羽が美しいです。

やっぱり、結果は今ひとつでしたが・・・・

ジャンプの後、コレくらい居直った選手もいて欲しいですね。
別に国の為とか関係ないし・・・・
「自分のために飛ぶ!」と言い切ってました。

もりくらは、春の陽気が続いています。

 

スノーキャンプ 終了 


2月27日ー28日

 今年の冬のキャンプは、前日までの雨で、参加者激減。雪も融けてグダグダ状態。
いつものパウダースノーに慣れているせいか、どうもしっくりこないのだけれど、よく考えると気温は暖かいし、歩きやすいし 最高に楽チンな雪の生活だ。
 雪が固まるので、こども達はソリ遊びに加えてカマクラや雪だるまなど簡単に作れるのもありがたい。

今回の主役の2年生4人組。初めて同士なのになかなかいい感じ。四六時中 雪が飛んで来るのが面白かった。みんな凄いエネルギーを発していたので、二日目の探検は、またまた山神からシダレ沢の大滝、赤松尾根、出会い、カモシカの森 1週コースにしました。雪が固いようでいて、急に深くはまり込んだりするので、歩くのは大変でしたが、よく歩きとおしたと思います。!!  そうそうシダレ沢の大滝にカモシカがいたのには驚きましたが。

 最後の記念撮影。
冬のキャンプは、とても大変なのに、今回も大人の方々が凄いなと思います。水汲みも雪の中の移動も食事作りも、ホンとに楽ではないのに ・・・・・・・
  初めてのご家族もいたのに、いつも凄い人が来るモリクラです。本当にここに いてよかった。
 みなさん、今回のメンバーも また 紹介しますね!

 

 

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