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2011-03

それでも春は近づいている

マンサクの花が満開を迎えている。じつは開花は あの3月11日だった。
すべての花が同時に開花する木なので、花の時期は短いと思っていた。あれから、「暖かい日が続いて暖冬だったから花が早い」とか、一昨日の様に「今頃雪が20センチも積もって春が遅くなる」という具合に、マンサクの花にとっては どうでもいい  いい加減な話が飛び交う。
 真っ先に咲いて、しかも3週間近く他の花が追いついてこない間、唯一の花として山を彩って来た。
すごい命。
・・・・・・・・・
 私達の山は、電気もガスも水道もないだけではなくて、便利な設備や表示やマニュアルなどに頼らない自己責任のスタイルが、いざと言う時の訓練になると言われ続けてきました。
 無論、それを大切に思うからこそ道案内の標識ですら排除して来たのだけれど、それも何か違うと思って来ました。この19日間でやっと確信したのですが、
いざという時にだけ意味があるのではなくて
平時にも、先を見越した視点を持って常に備えていることが、当たり前であるべきなんですね。
で、そういう生き方が、「日常の有るべき姿」なんですね。
さすれば、僕らが山でやっている 

いつも危険や
不便や
生き物の死があって
予測不可能な大自然があって 

その中で
有るモノで
臨機応変に
何とかしていく
というやり方は
やっぱり大切なことですね

 若い頃、たくさんの国や地域を見てきて
飢餓や
戦争や
無知や
それこそ命の重さが何処にあるのかわからない世界をたくさん見ました
事故で仲間の命を失ったことも ありました

いつも漠然と 今の日本人が忘れていること を感じていました

やっぱり 僕らの山(もりくら)は 必要だと思います。
もっと自身を持って行きましょう。

追伸
 たとえばですが・・・・私達は「この水(湧き水)飲めますか???」という多くの方に、どのような水か説明したあと
  「ですが、答えは人に聞くのではなく 自分が飲むか飲まないかですよ。」

 このめんどくさい会話を何百回もして来た私達の、根底にあるものに気づき始めています。

 

青い空も眩しい月も・・・

 

娘が、溶け出した雪の間からフキノトウを採ってきたので、夕飯に蕗味噌を頂いた。
春の香ばしい香りが、なんとも言えず嬉しく感じる。
空は青・・・紺碧とはこういう色かと思うくらいに。

そして、今夜の月はスーパームーン 一年で一番月が明るく、大きな日だ。

 厳しい冬の終わりを告げるメッセージに溢れている。
だけど心が晴れないのは、多くの失われた命と、今もなお失われかねない事態が続いていること・・・
 物資を送っても、募金をしても晴れるわけない・・・
 どうか、頑張って欲しい・・・・この月にも祈ってる。

   みんなからの、もりくらからのメッセージ

 

 

千年の森は、地震の影響なし(続報)

 今朝 4時頃、長野県北東部にて震度6強との報道で、皆様には心配をおかけしています。
今日の予定の前越平スノーシューの行事などは、中止しましたが、この地域は震度3でしたので、全く平常の生活を続けています。
 森のくらしの郷の様子を13:00から確認に行ってきました。各小屋の屋根の積雪は多い場所で20センチと、このところの春の陽気で融けていましたので、全く問題はありませんでした。
 写真のツリーハウス以外のすべてのメンバーのTHも確認して来ました。大丈夫です。
 ご安心を。

 ご連絡を頂いた皆様、お心遣いありがとうございます。こちらからの連絡は控えさせていただいておりますが、秋田・岩手・福島・宮城・栄村(長野北部)などにも多くの関係者がいらっしゃいます。
  みなさんのご健闘をお祈りしています。
 

 

また、冬に逆戻り

110311_1409~01.jpg
このところ暖かい日がつづいて、歩くたびに、木々 の花や蕗味噌のことを考えるようになってい
たけど、今日は雪。午前中深々と降り一面の雪景色。
 もうすこしだけ、雪を楽しめそうだ。

 

今しかない光

  • 2011-03-08 (火)
  • 樹木
  • iroribata

 これは、もりくらから10キロ北の尾根で、リフトが簡単に上がれます。
もりくらの前越も今はこんな感じだろうと思います。

今週末のイベントは、その前越の1500mを目指します。
参加表明をお待ちしています。
  3月12日前越平スノーハイク

この写真の場所へも、ご希望があればいつでもご案内しますね。4月中はOKです。

 

カモシカ調査隊出動しました。

あの、仔カモシカの死からもう1ヶ月もたったとは思えない。

このしっかりとした休息場は、その前にカモシカ班2代目隊長のダイチと探し当てた場所。
多分、もりくらの誰も知らない場所。(駒Gさんも仙人もね)

この写真は1月。古いカモシカチームの3人で、追った日

 あえて言うなら、この1年のカモシカチームは福井のオダさんが中心だ。
みんなもしっていると思うけど、動画も大分溜まってきたよね。

そして、昨日のカモシカ調査隊は、こども達。彼らはまだ2回目なのに、いい感じで近づいていった。
とても将来を期待されるメンバーだが、上地兄弟はまもなく沖縄に帰ってしまう。
孤高のカモシカの気高さを目に焼き付けて くれよ。
(拡大して見てね! ひょっとしてこの個体も1歳児???? あるいは2歳????)


 そして、この写真が、今回のカモシカ調査隊の記念撮影・・・リトルハウス。
なんだ、ガキジャン風ですが、彼らのおかげで、この2日間で120リットル以上の水をふんだんに使わせて頂ました。わかる人にはわかるスゴさですよね。

 

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