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カモシカと神秘の時間 その2


先日の記事に書きましたカモシカとの遭遇シーンの写真が届きました。
写真をクリックすると拡大します。
私達が最近カモシカを観察した概要は以下のようです。カモシカは基本的には単独で行動する動物ですが、2月3月には、かれ沢や名主の小屋付近で一頭がもう一頭をたたく場面観察し、6月にはりんごの尾根で一頭がもう一頭を追いかけている場面を観察しました。そして、6月には白秋とNTTで子連れのカモシカを発見しました。また、6月は白秋あたりによくカモシカが現れました。白秋のあたりを複数の個体が使っているようです。       (北アルプス森のカモシカ樂舎 石井桃子)

カモシカ樂舎のメンバーですらなかなか撮れないカモシカの子供の写真を撮ってくれた秋元雄之さん(写真下)重松友加里さん(写真上)の二人。共にTCA(東京コミュニケーションアート専門学校)自然環境コースの1年生。6月の5日間の実習での写真です。
  カモシカの子供はこの山では5月の前半に発見されます。
この子供もGW明けから目撃されていたものかもしれません。生後1、2ヶ月の子供です。自分でちょこちょこと歩き回っていますが、おかあさんから離れる様子はありません。先日は、(同固体かどうかは不明ですが)子供が親のお腹の下に入って鼻でお母さんのお腹を突き上げてお乳をねだっていました。母親の足が持ち上がらんばかりの勢いだったのでびっくり。なんだか見ちゃいけないシーンを覗いているようでこちらが戸惑ってしまいます。車窓からあまりにも間近での出来事だったので、なおさらこの不思議な光景にびっくり。時間が止まったような感覚さえおぼえました。これから親から食べ物やら道やら教わりながら早ければ来春にはひとり立ちしなければなりません。カモシカは、通常一頭の子を産みますが、次の子が生まれると先に生まれた子がひとり立ちします。お父さん?そういえばいつも何処にいるのでしょう? お父さんも同じ縄張りに生活していますが、通常単独生活です。何故一緒にいないのでしょうか? 別行動でも縄張りを守っていて頑張ってくれているのでしょうか? 野生動物はずうっと見守れるわけではないので意外に詳しいことが知られていないようです。(カラー写真をもりくらブログ「もりくら囲炉裏端」に掲載


 

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