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2007-06

イチゴのジャム。


 数日前に5歳の娘が、嬉しそうに持ってきたのが、このモミジイチゴ。れっきとしたストロベリーの仲間。甘みよりも酸味や苦味が利いていて、野を感じる味。ジャムにすれば絶品。

 写真は昨年、もりくらkidsの精鋭たちが集めてきたときの写真。

薦めても口にしない子供や大人が多くなったこのごろ。ちょっと採ることは容易いが、たくさん集めて、しかも、しっかりジャムになって配られるあたりはさすがもりくらの誇るkidsたちだ。(親も手を貸したかな?)
 (夏まで、まだ3,4種類のイチゴを楽しめる。)

 

6/30(土)ホタル観察の夕べ

もりくらの近くの「大出ホタルの里」でのホタルはこのころが見ごろです。
ほんの2,30匹かもしれませんが、数は毎年変動が大きくてよくわかりません。
 小さな集落の小さな森と小川を、この日の為に守り続けているおじいちゃんたちが、います。
 ホタルの観光地になって欲しいとも思いません。それを望む人たちのことを考えると反対は出来ませんが。
 この日以外でも1週間くらいは見れます。
また7月上旬の1週間はお隣の宮の森自然園でホタルを見ることが出来ます。こちらの水は1週間分冷たいのだそうです。
 ぶらっと立ち寄るのに、いかにもいい感じです。
  詳細は、千年の森ブログへ  

 

娼婦のごとき怪しさ・・・ジャコウアゲハ


今日は1日快晴。雨上がりの空はどこまでも青かった。
夕日に続いての星空は降る様な星、ありがとう。
 それにしても蝶がやたら舞った日だった。

 

みなさんの写真を送ってください。

 このところ、このブログを日記のように頻繁に書きたいとやっているのですが、なかなか写真がないのです。山の花や景色や出来事のすべてを追いかけて撮れるはずもなく、仕方なく過去の写真をひっくり返しています。ところが記憶の中にあっても写真にはなっていないものが殆ど。
 そこで、みなさんから写真を頂いて、それでブログを書こうかと。もちろん原稿付で送っていただければ、なおのこと素晴らしいです。
 ささいなことでいいのです。
折れたノコ、パンクしたタイヤ、名も知らぬ花、いつもの森、昔の姿、笑い声・・・
 よろしくお願いします。

 

妖精たちの時間

  • 2007-06-19 (火)
  • iroribata


 涸れ沢の下流の森、あるいは白秋の森の下の方と言えばわかると思いますが、ラプターTHのすぐ左側にはウスバサイシンの群落があります。
 今日通りかかって、ヒメギフチョウが繁殖してくれているかどうかが気になり、葉を一枚一枚裏返して、幼虫が食べた後があるかどうか見てみました。残念ながら、明らかに幼虫に食べられた程の痕跡はなく、5月の後半に飛び交うヒメギフチョウがここで繁殖しているかは怪しくなってきました。
 ご存知のように、可憐な春の妖精と言われるギフチョウやヒメギフチョウはそれぞれ状況は違えどもレッドデータブックに記載されている今は希少となったチョウたち。それぞれカンアオイ(寒葵:冬でも青々としている様?)とウスバサイシン(薄葉細辛:カンアオイの親戚だけどこちらは冬には姿を消します。それより葉が薄く、細く辛い根が漢方薬として利用されてたことによる名前です。)を主な食草としていますので、これらの里山の草たちの居場所が減るにつれ、行き場を失って来たものたちです。
 彼らは成虫になるとカタクリやスミレ(種類は忘れましが。)などの蜜を当てにしていますので、わずかなスミレしかないもりくらにはでは、本格的な産卵はしないのかもしれません。
 ギフチョウのことなら
    

 

最高に熱い我らがリーダーがこの夏も登場だ!


 今夏のどうぶつにも昨年に引き続ききてくれるやつらだ。(助手席にもいるのだが。)風貌からはギャップがあって面白いが、一番熱く、人情を心得たどうぶつ探検キャンプのヒーローでこどもたちの兄貴だ。いつも全身でぶつかって、子供たちを守ってくれる。
 大学の講義のあと、駅まで送ってくれた。
「ともさん、この夏も行くぜ!」
子供たちと自分だけじゃなく、
こういうやつがいるからやめられない。

 

コウジとすごした貴重な1日


 kojiが来るというので、地元のホテルの人とのアポを延期してもらって朝から待っていた。自転車を漕いで上がってくる様から、ふた周り近くも逞しくなった体つきが見て取れた。
 明日、部活の仲間とボウリングやらに行くらしい。なんと電車で豊科に出て、行くんだが、他の大人いわくやっぱり小遣いとは別予算で5000円位は持たせるかもとか。コウジはお金がないので、大金をもりくらのマキ割りで稼ぐつもりで来たとの交渉だ。
 だが、そうは行かない。節の複雑な割りにくい桜しかなく、直径は30センチ。 学生も難儀するのを1個30円でがんばってもらった。家から自転車で来て、3,4時間かかって24本を割って片付けて、帰った。
 昨年の9月から野球部に入り、めちゃくちゃ変わったようだ。心身ともに逞しくなった。彼を自分を比べて優越感に浸れるやつがいたらお目にかかりたい少年だ。久々に会えて、こんなうれしいことはない。

 

木馬(もくばではありません)


 キウマと呼ぶらしいです。先日のTCA実習中に千賀さんと作りました。
(ネットで引いてみるとキンマと読んで、材木を運ぶ為のソリのことをいうと書いてあったけど。)丸太をノコで引くのにあったほうが断然便利な道具です。
 なんで今までなかったの?って感じです。
 子供のころ、マキを一輪車(ネコ)でもらいに行って、のこぎりで切って、ヨキ(斧)で割るというのが僕の仕事でした。多分3年生くらいから、6年生位の間だったと思います。その後、お風呂が灯油ボイラーに変わり、僕の仕事(手伝い)はしょぼいものに変わっていったと思います。当時、知らないうちにこの木馬がありました。今から思うとなくなった父が、ちゃんと作ってくれていたのだと思います。
 思わぬところで、私の知らぬところでやってくれていた父の姿に出会ったわけです。私は、もりくらの子供たちや学生の為にいいと知ってても7年もやらずにいたことを、恥ずかしく思います。
 親の背中はまだまだ私の前にあるわけです。

 

木霊の住む森  今年の森は深い。


 木々が茂った森は、今までより奥深く感じる。ことに今年は冬は降水量が少なかったが、3月後半から雨が多い。その分、昆虫や植物は勢力を増している。といっても蜂のように雨が多いと数を減らすものもいるが。
 樹木は葉を深く茂らせていつもの年より森が深いように感じる。写真を何枚か撮ったが、曇りの上に木々が深くて私の単純なカメラでは写真がブレてしまう。
 一人歩いていると、知らない風景に出会える。
 そこに、何かが住んでいて、「やあ」と声をかけてくれる。時には愛らしく、時には得体の知れない命あるものからの声・・・そう木霊のようなモノがいるような感じだ。  
 (写真は、実は、3年前の4月29日に撮影した写真なので季節はずれる。)

 

居候が住み始めました。


 文字通り居候のHira君です。
 「アパート代を払うのがあほらしいので、いっそ山に住みたい!」という彼。最初は僕も、どう理解していいのかわかりませんでしたが、何度か話すうちにすっかりのせられました。憎めないのです。そのうち樹の上にでも住みそうな、怪しいやつです。
フリーの仕事も持っているので、空いた時間だけボラで手伝ってくれるというので管理棟に住んでもらうことになりました。
 「銭金」(TV番組)向けのキャラクターは、なかなかすごいものがあります。
みなさん、もりくらに来たとき管理等に住人がいることに驚かないでね。
 どうぞ、よろしく!

 

恒例行事 徹夜明けのスクラップ・サーカス


 「明日クレーン持って行ってやっから!」昨日22:00に電話をもらい、東京から朝方もどり、クレーンの助手となりました。
 おかげで、毎年やってた恒例行事を2年ぶりに行えました。
毎年溜まっていく廃車した車の処理です。

 2,3台が毎年つぶれていくもりくらですが、ぶつけたり、ドアが壊れたりと使い方が悪くて廃車が多いのが実態、なので、お金をだしてまで車を買えないのです。さらに一冬か二冬でバッテリーやマフラー、後輪がさびて回らなくなる、屋根がつぶれる,ワイパーとウォッシャーが折れる・・・などのもりくら特有の高湿・多雪な環境による理由も重なります。
 2年前は3台の処理に6万円と3日間を要しました。去年はお金がなく、今年は中国の特需のおかげでスクラップ市場で値段がつくようになり、無料で引き取ってもらえました。
 まあ、それでも運搬でワイヤーをかけたり、荷物を片付けたりで、4台で2日間が飛んで行きました。へとへとです。

 

このころの出来事  森がムンムン


毎年のことなので、書いておこう。
このころは、キッチンや山小屋などで、異臭がする。
たいていは小屋の奥のほうで冬から転がっていたねずみの死体がいよいよ悪臭を漂わせているのだ。
 鳥は部屋の窓際や部屋の隅に、ネズミはバケツや深鍋の底で発見される。
 今日は、アオゲラ1、ヒメネズミ3を処理。入れ物などはあまりに臭いのでしばらく外で雨ざらしにしてから洗う。
 せっかくならカモシカなどの死体なら、とても役に立つのに・・・今年はタヌキ1のみ骨格の学習用に好きな人が持ち帰った。

 

白雲木  白くたなびく雲

  • 2007-06-08 (金)
  • 樹木
  • iroribata


名のとおり、白くたなびく雲のように森に広がる。
普段は、目立たない木なので、華の時期に見るまでは決して覚えられない木だったが、一度この華を見てからは、毎年待ち遠しい。

近づいて見ても、清楚で印象深い。

 

ホウ 大きな葉に大きな華

  • 2007-06-08 (金)
  • 樹木
  • iroribata


森が香りに包まれる。
暦6月1日頃から、今日はすでに下の方は枯れ始め、一番上の見えにくいところは満開だろう。次の白雲木の直前に咲く。

 

タニウツギ  馴染み深い庶民派

  • 2007-06-07 (木)
  • 樹木
  • iroribata

 

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