- 2011-05-12 (木) 8:58
- ここのところの出来事
GWのこどもキャンプは、私が現場にいない、久しぶりのキャンプでした。
本当に素晴らしいキャンプでした。
こども達の素晴らしさ!
それを見守る親たちの素晴らしさ!
若いスタッフの情熱とエネルギーがこども達を引っ張っていく素晴らしさと危うさ・・・・
とても私には無理です。
そして、危険だらけのキャンプエリアと広大な山・ 川
こんな組み合わせのキャンプは、今の時代には殆ど存在しないと思います。
なんせ危ういですから・・・(笑)
レポート第1弾は、もりくら会員の「やまちゃん」からです!
彼は、日本のハンモック体験の第一人者になる人。自然とのかかわり方を真摯に学び、
チャレンジを繰り返す、凄い若者です。
そんな彼が里山探検隊のメンバーを引き連れて、スタッフとして応援してくれました。
彼のミクシィのブログを転載させていただきます。
GW、5月3日~5日の間、
長野のツリーハウス村(森のくらしの郷)で開催される
子どもキャンプに東京里山開拓団のメンバーと参加してきました。
対象はこの森で生活した経験がある、
幼稚園児~中学校2年生、13名の子どもです。
ところどころ、知っている子ども同士だが、
中には初めて会う子ども同士もいて、はじめは自己紹介で緊張していた。
スタッフは僕たちを含め8人、
一人の大人が2人の子どもを見るという状況。
基本的には、子ども主体で生活をしていくため、
困ったら手を差し伸べるくらいでした。
ガス、水道、電気のない中、生活していくためには、
チームワークが重要です。力を合わせないで一人だけ、
ふざけていると、すぐに注意するリーダーの子どもがいます。
●- 1日目:生活できる基盤作り -●
寝床のテント張り
協調性が足りず、手伝わないで遊ぶ男子現る
水汲み
女の子が主体に頑張る、
ルートを整備することに男子は協力
薪割り
生木が多く、割れないため、諦める子ども達。
ここで手助け、乾燥している丸太を運び、チェンソーで小分け。
割れて、自信がついたのか、男子頑張る
火起こし
男子が頑張るが、途中やっぱり遊び出す。
顔に向ける子どもがいて、危ないよと注意を続ける。
そのうち人には向けないようになるが、
山火事にならないか心配で常に観察
料理
女の子がやりたいやりたいと万菜美に集まる
カレーは美味しくいただけました。
片付け、明日の予定を話し合い9時就寝
●- 2日目:散策大遊び -●
日の出とともに小鳥のさえずりで目覚める。
朝は冷えて、二度寝はできない。
自分たちの朝食を済ませ、子ども達のもとへ
朝から元気に動き回っていた。
そして、朝食後、散策の準備をして、
散策ルートの再確認、体調の悪い子もいた。
散策にいくか判断。いきたいといったため、
胃薬を渡す。それでも散策中はお腹を押さえながら、
ちょっとつらそう。常に気を張っている状態だった。
幼児はすぐに歩けなくなり、担ぎながら激斜を登ったり降りたり。
大人も大変なルートを子どもたちはスイスイ進む。
岩で落石に注意して遊んだり、
大きいツタでターザンしたり、
木に登って遊んだり、川渡りを楽しんだり、
子どもの体力に驚くばかり・・・といいつつ
自分もかなり一緒に遊びました。
子どもができそうにないことをすると、
すぐ真似したがって、チャレンジする。
それができちゃって驚いた。
純粋にやってみよう!というチャレンジ精神はやっぱり
子どもの方があるのかな・・・
山神様に挨拶をして、大岩で休憩。
昼食が届く、そしてハンモックで休み
一緒に遊んだ。やっぱり揺れるのが好きなんだね。
いっつも揺らしてとせがむので、お互い息を合わせて、
足の裏を蹴り合えば、どんどん揺れるよ。
と大人の手を借りないでも揺らせることを教えた。
仲良くなるんだな~これが。
帰路の途中、
蛙(かえる)出没!
毒があり、かぶれるそうなので、
軍手を使う、後で入念に洗う。
初めて蛙(かえる)を見る子もいて、
ドキドキを隠せない。
蛙(かえる)って触感がたまらなく気持ちいい。
久々に触った。大人も子どものときの感覚に戻れるな~
帰ったら、柏餅(かしわもち)の準備に取り掛かる。
備品がいろいろ足らず、なかなか上手く蒸せず、
かたい餅になってしまった。
いつもお世話になっている親へ
子ども達から差し入れ。
親から「ありがとう!」とお礼の言葉。
体調が悪かった子が、熱を出し、リタイヤすることになった。
仲間意識が強い子が、柏餅を渡して
最後まで気持ちは一緒だからとメッセージを残す。
そして、夕飯準備、
焼きそば、お好み焼きを子ども達だけで作る。
お好み焼きはちょっと生っぽかった。
焼きそばは、美味しく食べれました。
山での料理の手順はすごく大切。
薪を無駄にしない料理方法を
もっと研究した方がいいと感じました。
そして、食事の後は、肝試し(きもだめし)
開始前から怖がって泣く子も現れてどうなることやら。
だけど、役割も決まり、始まりだすと結構盛り上がる。
今まで消極的だった子どもが積極的になる。
驚かし方も、バリエーション豊富にどんどんクオリティーが上がる。
大人もそれにのっかり、どんどん交流できた。
肝試し(きもだめし)って暗い中で話し合うから、
恥ずかしがらずに、楽しく本音で言い合える、
最高のコミュニケーションなのかも!
興奮冷めやらぬまま、就寝
●- 3日目:片付け、終了式 -●
片付けはみんな協力的にどんどん進んだ。
備品の確認で、おわんが足りなかったり、
プラスチックのゴミを拾ったら飴(あめ)をプレゼント
というので、盛り上がりました。
飴をもらい、飴食べて、包んでいる袋を捨てたりした子がいた。
本末転倒だぞ!とかなり突っ込みが入る、これは大人達大笑い。
そして、これからが大変、
斜面を一人一人自分の荷物プラスαを運んで、
500mくらい登った、ゴールまで運ぶ。
自分の範囲で無理せずに運ぶ子ども。
無理して運ぶ子ども。早くついた人から、
戻って運ぶのを手伝う姿。泣ける!
でもその手伝いをためらい、
自分で最後まで運ぶという意志の強い責任感のある子たち。
成長したんだな~この短期間に・・・
終了式では、
隙間時間を使って作った一人一人への色紙を
表彰状スタイルで渡す。主催のスタッフは泣き出して、感動モードに。
この時期にこれだけの子が集まって開催できたこと、すごいことです。
親が終了式後に、とっても美味しいカレーうどん、
ラーメン、コゴミの空揚げなど、
最高の食卓をご用意してくれました。
子どもたちのキャンプの状況などを話して、
親とも交流できたました。
最後に記念撮影をして、お開き。
子どもキャンプは初体験でした。
本当に、いろいろな状況の中、どう接するのがいいのか悩み、
大変でしたが、子ども達の素直な反応は深く目に焼きついています。
里山開拓団としても、子どもを受け入れられるように、
安全面、体調管理から、しっかりとした基盤整備を進められるように
なる必要があると感じました。
子どもが過保護にせず、主体的に動いてもらうための準備、
ここまでは手を差し伸べるけど、ここまでは甘えになる。
など、見極めはかなり難しいです。
改めて、自分を育ててくれた親に感謝します。
里山ハンモック代表 みちやま
最後に、キャンプ中に「アオキさんがこども達のヒーロー」という話が出ましたが、
そうなった場面の証拠VTRをご覧ください。
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